MCP(Model Context Protocol)設定ガイド
TieBaseアプリケーションはSTDIOベースのMCPサーバーを内蔵しており、Claude DesktopなどのAIサービスから付箋データにアクセスできます。
MCPサーバーについて
TieBaseのMCPサーバーは以下の特徴があります:
- STDIO通信: 標準入出力を使用した軽量な通信方式
- 日本語対応: 形態素解析(Kagome)による高度な日本語検索
- タグ機能: タグベースでの付箋フィルタリング
- セキュリティ: SQLインジェクション対策とクエリサニタイズ
利用可能なツール
1. search
付箋の検索を行います。以下の検索パターンに対応:
- キーワード検索:
{"query": "会議"}
- 付箋の内容をキーワードで検索 - タグ検索:
{"tag": "仕事"}
- 特定のタグが付いた付箋を取得 - 複合検索:
{"query": "会議", "tag": "仕事"}
- タグ内でのキーワード検索
2. list_tags
利用可能なタグの一覧を取得します。
3. get_tag_content
特定のタグが付いた付箋の内容を全て取得します。
Claude Desktop での設定
1. 設定ファイルの場所
Claude Desktopの設定ファイル(claude_desktop_config.json
)は以下の場所にあります:
macOS:
~/Library/Application Support/Claude/claude_desktop_config.json
2. 設定内容
設定ファイルに以下の内容を追加してください:
json
{
"mcpServers": {
"tie": {
"command": "/Applications/TieBase.app/Contents/Resources/mcp"
}
}
}
3. パスの確認
TieBaseアプリケーションを起動後、システムトレイのTieBaseアイコンからMCPサーバーのパスを取得できます:
- システムトレイの TieBase アイコンを右クリック
- 「/Applications/TieBase.app/Contents/Resources/mcp」 を選択
- MCPサーバーのパスがクリップボードにコピーされます
使用例
基本的な検索
Claude Desktopで以下のようにリクエストできます:
「TieBaseでプロジェクトに関する情報を検索して」
→ search ツールで {"query": "プロジェクト"} を実行
→ "プロジェクト"を含む付箋を返す
タグベースの検索
「TieBaseで"重要"タグの付箋を全て表示して」
→ get_tag_content ツールで {"tag": "重要"} を実行
→ "重要"タグが付いた全ての付箋を返す
タグ一覧の確認
「TieBaseではどんなタグがありますか?」
→ list_tags ツールを実行
→ 利用可能なタグ一覧を使用回数と共に返す
複合検索
「TieBaseで"仕事"タグの中で"会議"に関する付箋を探して」
→ search ツールで {"query": "会議", "tag": "仕事"} を実行
→ "仕事"タグ内で"会議"を含む付箋を返す
セキュリティ
データプライバシー
- ローカル処理: 全てのデータはローカルで処理
- 外部送信なし: 付箋データが外部に送信されることはありません
- STDIO通信: ローカルプロセス間通信のみ使用
よくある質問
Q: MCPサーバーは常に起動している必要がありますか?
A: いいえ、Claude DesktopがMCPツールを使用する際に自動的に起動されます。
Q: 検索結果の並び順はどうなっていますか?
A: 付箋の作成日時の降順(新しいものから)で並んでいます。
MCPを活用して、TieBaseをより強力な知識管理ツールとしてご活用ください!